土曜の昼間、普段通りに過ごしていたところ、不意に乗り物酔いのような感覚を覚えた。
低血糖か何かだろうかと思ってとりあえず糖分を取りしばらく横になってみたところ、収まった気がしたので起き上がると…
なんと世界が回っているではないか。
めまい発症当日
色々な体勢を試してみたところ、どうやら仰向け~右向き寝の体制でいる限り症状は出ないらしい。左を下に寝てみると回る、体を起こしてもまた回る。
何が困るって、体を縦にするともれなくめまいが発生するため、病院はおろかトイレに行くことすらなかなかに厳しい。そしてめまいに伴って大変気持ちが悪い。
めまいから連想される部位といえば脳か耳である。後者ならとりあえず緊急性はないだろうが、前者であれば救急車案件だ。
脳梗塞、後遺症防ぐ合言葉 「FAST」を知ってますか – 日本経済新聞 (nikkei.com)
腕も顔も正常に動くし、一応呂律も回っている。頭痛もない。一旦脳由来の可能性は考えなくていいだろうと思い、また寝転んでいれば症状も出なかったので、のんびり合致しそうな症状を調べることにした。
耳由来のめまいでググって引っかかるのは、良性発作性頭位めまい症/メニエール病/前庭神経炎あたりである。そして「特定の体位で」という特徴を考慮するとほぼ良性発作性頭位めまい症一択になる。
…まあ素人がググっただけの知識なので、そうだと信じ込むのもまた危険ではあるのだが。どちらにせよ、ある程度めまいがおさまらないことには病院にも行けない。
翌朝だめそうだったらUberか何かでドラッグストアの酔い止めのデリバリーを頼もうと思い、その日はもう寝倒すことにした。
翌日
朝。とりあえず寝たことによって、めまいによる疲労は多少解消していた。
しかし、前日よりはましになったものの起き上がるとやはり目が回る。
良性発作性頭位めまい症 – 19. 耳、鼻、のどの病気 – MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)
この辺など色々な情報を見る限り、おなじ体勢でのめまいがそう何十分も続くものではなさそうだ(続く場合は他の病気を疑った方がよさそう)。
どの道病院に行くのなら直立の状態に慣れておくべきだろうと思い、病院を予約しつつできる限り座って過ごすことにした。日曜だったが、比較的近くに開いている耳鼻咽喉科があって助かった。
乗り物酔い感はすごいもののどうにか歩いて電車には乗れそうだったので、近くのドラッグストアで酔い止め薬を購入して服用しつつ病院へ向かった。
無事病院に着き、待ち時間もそう長くなく色々と検査をしてもらった(聴力とか眼球の動きとか重心バランスとか)。
結果、良性発作性頭位めまい症で見られる眼球の動きがあり、また他に特に異常はないということで診断された。結果的にググった内容で合っていたらしい。
治療法らしい治療法もないということで、対症療法として薬を処方してもらい終了となった。薬で抑えている間に耳石が元の状態に戻ることを期待する感じのようだ。
病院前に飲んだ市販薬が効いてきたのかだんだんと通常通り動けるようになり、健康体の有難みを実感した。あと薬すごい。
現在
現状薬が無いといずれかの体勢でめまいを食らうことになるのだが、薬を飲んでさえいれば一旦普通に暮らせている。
ただ、やはり何かしら影響は受けているのか、めまい発症以前より目が疲れやすくなっているように思う。目が疲れているのか関連する脳の部位が疲れているのかは分からないが。
今回の原因として思い当たることといえば、朝起きてから長時間ろくに動かずゲームをしていたことだろうか(長期間の床上安静やデスクワークが原因になりうるらしい)。耳が痛いことだ。
治ったのち再発しても困るので、こまめに動くこと、頭を動かす運動をすることなど心がけていきたい。
めまいというのは想像以上に生活に支障をきたすものだなあと思いつつ、健康の重要性を改めて感じた出来事であった。早いところ耳石が元に戻って完全に治ることを祈るばかりである。
短いが今回はこの辺で。最近寒暖差もえげつないので皆様体調には十分気を付けてほしい。
コメント