皆さんは宝くじは好きだろうか。
人生一発逆転を狙う人、夢を見たい人、余計に税金を払うなんて馬鹿らしいと思う人、色々だと思うが、私は宝くじのことはわりと好きだ。
今回は、改めて高額当選率を眺めながら宝くじとの付き合い方について考えてみたい。
宝くじにも色々あるが、今回はジャンボ宝くじ・ジャンボミニ宝くじを題材とする。もうすぐ年末ジャンボの時期ですし。
1,000万円以上当たる確率は?
この手の話では、よく1等の当選確率が引き合いに出されている。しかし我々一般市民にとっては、数百万、いや数十万でも十分高額当選であろう。もちろん人によるだろうが。
それはさておき今回は、当たると「その日から読む本」なるハンドブックが貰えるらしい1,000万円を一つの区切りとしたい。
また、「宝くじを何枚購入するか」というのも迷うところではないだろうか。
ここでは1枚、10枚、30枚、100枚のくじを購入した時の当選確率を算出してみる。枚数のチョイスは適当だが、まあ1回に1,000枚買う人は少数派だろうし、100枚までとさせていただく。
ちなみに宝くじ公式サイトが行った調査によると、1回に買う枚数で最も多いのは「30枚(22.5%)」とのことだ。ジャンボなどではちょうど購入額が1万円程度になり、キリがいいということかもしれない。
さて、上記のように1枚、10枚、30枚、100枚の宝くじを購入した場合に、1,000万円以上のくじが1枚でも存在する確率は以下の通りである。今回は今年(2024年)の年末ジャンボのデータを使わせて頂いた。
ジャンボ宝くじ|ネット購入【宝くじ公式サイト】
なお「100万円のくじが10枚以上当たる確率」などまで加味し始めると、計算が果てしなく面倒くさくなる。そもそも「ジャンボミニを100枚買ったら2等100万円が10枚当たった!」なんてことは限りなく無いに等しいだろうし、今回は割愛させて頂きたい。
※ジャンボ宝くじは1ユニット2,000万枚×23ユニット、ジャンボミニは1ユニット1,000万枚×15ユニットの場合の値(今回の販売予定枚数)。有効数字2桁。
年末ジャンボ宝くじ | |
1枚 | 0.000055% |
10枚 | 0.00055% |
30枚 | 0.0016% |
100枚 | 0.0055% |
年末ジャンボミニ | |
1枚 | 0.0003% |
10枚 | 0.0030% |
30枚 | 0.0090% |
100枚 | 0.030% |
…一応ちゃんと「買ったくじの中に1,000万円以上の当たりくじがない確率」を1から引く形で計算しているのだが、如何せん数字が小さすぎて単に10倍、30倍、100倍したように見えてしまう。これくらいの数字になるともう誤差なのだなあ、というどうでもいい知見を得た。

この確率、どう思う?
確率だけ見てもあまりピンと来ない気もするので、近そうなものをいくつか並べてみよう。
- オスの三毛猫が生まれる確率:0.003%
- 四つ葉のクローバーの発生確率:0.001~0.01%
- 裁判員に選ばれる確率(1年):0.02%
- 交通事故に遭う確率(事故数/人口):0.2%
ざっくりした値だがこんなところらしい。交通事故多くないか?
四つ葉と言われると割と見つかるイメージがあるが、それはあくまでクローバーが群生しているからである。ランダムに30本選んで渡された中に四つ葉があるかと言われたらそんなことはないだろう。
オスの三毛猫が生まれる確率とジャンボミニを10枚買って1,000万円以上当選する確率が同じというのも何だか面白い。もちろん命の価値は何も変わらないのだが、福を呼ぶ招き猫のモデルになったというのは頷ける話だ。
これらの確率を眺めていてもやはりあまりピンと来ないが、ソシャゲのガチャの数%すら引けないのに…という気持ちにはなる。
数%であればまだ「引けそうで引けない、でも引けるときは引ける」くらいの率であり、回してもらいやすい気もする。しかし単発だとその1000分の1にも満たない当選率の宝くじであっても、皆買っているわけだ。冷静に考えたら無理ゲーなのだが、それだけ億万長者の夢というのは人を惹きつける…ということだろうか。
それでも夢を見たければ
しかし、(ほぼ)当たらないと分かっていても夢を見たくなってしまうのが人間の性だと思う。私もそうだ。
当たったら当たったで、逆に不幸になる人が多いなどとも言われるが、それは一旦置いておくこととする。実際当たってみないと自分がどうなるかは分からないではないか。
ではどうするかという話だが、私は「1枚だけ買う」というところに落ち着いた。
1枚であれば価格は300円、コンビニでお菓子を買うのと変わらない。この程度なら娯楽としては別に構わないだろうという考えである。
それに、元々0に等しい当選率に数十、数百といった数字を掛けたところでほとんど差はない。1万円を100倍すれば99万円増えるが、1円を100倍したところで99円しか増えないのと同じことだ。
もちろん1,000枚、10,000枚と購入枚数を増やせばそれなりに当選率は上がるが、おそらく皆さん知っての通り、どれだけ大量購入をしても確率的に元が取れることはない。Youtuberの企画ならともかく、ミニの当選率を3%に引き上げるためだけに10,000枚分、300万円を投じる人などいないだろう。
それならば300万円分の株式でも買った方がよほど割がいい。
そんなわけで、単に夢を見たいだけならば、1枚だけ買っておくのがコスパが良いと思うのだ。1枚でも買えば当選率は0ではなくなる。
どうあれ宝くじは娯楽の一種であることを忘れず、また1枚当たりの当選率は限りなく0であることも忘れず、適度に楽しんでいきたいものである。
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